恵方巻きあなたのシステム見せてください

2004年02月03日

ウイルスは差出人を偽装するもの

 ここ数日、MYDOOMが猛威を振るっていてウイルスメールが何千通とやってくる。(←編集部では実話)MYDOOMを含めて最近よくあるのが差出人のメールアドレスを偽装して送信されるタイプだ。これはウイルスに感染したPCのメールソフトのアドレス帳や送受信履歴を探し、差出人をそのアドレスに偽装して送信されるものだ。

 ここで困るのがメールマガジンなどを発行している業者だ。メールマガジンを購読しているユーザーが感染し、差出人をメールマガジン発行元のアドレスに偽装したウイルスメールがばらまかれると、それを受け取った人はメールマガジンを発行しているシステムがウイルスに感染していると勘違いするのだ。このへんはネットワークアソシエイツの「ウイルス絵とき理解」がわかりやすい。

 ウイルスに関して一定の知識を持った人なら、アドレス偽装なんて常識で気にしないのだが、そうでないユーザーは「あのシステムは感染している」と勘違いの情報をばらまく。編集部にも鬼の首を取ったようなメールがよくやってくる。(これがまた失笑してしまうようなものなのだ。書いた本人は皮肉たっぷりのつもりのようだが)もうこれも日常茶飯事なので誰も気に留めることはないのだが、むしろそのようなユーザーは知識の欠如(とマナーの欠如)を自らさらけだしているようで哀れでならない。

 まぁ、それ以前に添付ファイルを開いてウイルスに感染しメールをばらまく方が一番恥ずかしいものだ。PCを使うことを本業としない人にセキュリティに対する知識を持てというのは酷だが、ネットを利用する以上は最低限、人様に迷惑をかけないでほしいものだ。

 補足1:有名な企業が本当にウイルスをばらまいたとしたら、すぐに発覚してマスコミに掲載されてしまう。そのようなニュースは日経など新聞系のサイトの方が敏感に反応しとりあげることが多いと思う。

 補足2:本来は「ワーム」という言葉を使うべきだが、言葉足らずでかえってわかりにくくなると思うので「ウイルス」に統一した。この傾向は実際の記事にもある\(-_-;ぉぃ

takeshi_a at 21:07│Comments(0)TrackBack(0)ITニュース 

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