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2005年06月22日

ライブドアのD-cubicについてあれこれ

ライブドアの公衆無線LANサービスD-Cubicについて、発表後いろいろ考えたりブログを見たりしていたんだけど、うまくいくかどうかはまさに戦略次第で、部外者からはなかなか先が見えない。

ライブドアは山手線を皮切りに、1年以内に1都8県に進むっていってたけど、個人的には急いで範囲を広げるより。山手線内の押さえるべきところ(人が集まり、無線LANを利用しやすい場所)をきっちりと押さえ、都内のユーザーを納得させてから進出した方が、信頼を得て土台を固めることができ、長期的にはいいんじゃないかと思う。こういうサービスに口コミの影響はでかい。

その押さえるところとは、カフェやファーストフードなどノートPCを広げやすい場所の近く。今の時点で利用者が使うデバイスのほとんどはノートPCなわけだと思うので、彼らがどこで使うかをよく観察し、ピンポイントで設置しておくべきだと思うのだ。「カバー率○○%」ってインパクトはあるけど、最初はあまり意味がない数字だと思う。

ただし秋葉原や新宿西口などのような特殊なところ(笑)は全面的に敷き詰める価値はありそう。とにかく始めはユーザーのハートをきっちり掴むことが大事だ。

この発表でPDAの復権を期待する声もあるが、ワタシは今までの姿のままでは業務の特定用途以外、たとえD-cubicが始まっても復活することはないと思う。理由は「使うのに両手が必要」だから。一般の人は外出先ではほとんど片手にバックを持っているので自由に使えるのは片手だけ。ケータイやiPodなどが受け入れられたのは片手でほぼすべての操作ができ、外でも不自由なく使えることができるからだと思おう。PDAが事業になるほど一般に受け入れられるには、今一度再定義が必要だろう。

ただ仕事など「使わなければならない理由」があれば話は少し違う。Blackberryも来月出るドコモのM1000もビジネス用途に絞られており、持つ人が少々不便でもそれを上回る理由があるから受け入れられる見込みがあるんじゃないだろうか。

ホリエモンの話だと、そろそろ六本木あたりではアンテナの取り付け工事が始まっている頃だと思うので、機会があれば見てみたい。

あと、この事業が軌道に乗りはじめると流行りそうなのが無線LANの電波を測定できる小型端末。ケータイや腕時計に載れば、きっと便利だと思うのだが、どこかやらないかな…?

takeshi_a at 01:47│Comments(1)TrackBack(1)雑記 

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1. ライブドア、月額525円で全国使い放題の公衆無線LANサービス  [ てけとぉな blog ]   2005年06月22日 11:05
ライブドア、月額525円で全国使い放題の公衆無線LANサービス--海外も視野に

この記事へのコメント

1. Posted by smile   2005年07月02日 09:19
Dキュービックがうまくいくとは考えにくい。
山手線内の2千数百ポイントでも、ビル内や地下などカバーできない範囲は多い。そのうえ他社のアクセスポイントとの干渉は避けられない。
23区内の6千ポイントになれば、空白だらけ。1都8県の6万ポイントなんて、そもそもほとんど利用者がいない。群馬や栃木でいくらAP打ったって、カバーエリアはスカスカで、トラフィックは極めて少ないか著しく偏在すると思われる。
そもそも月500円、年6000円だと黒字化がかなり難しい。
そう気づいた時点でLDはAP増設をやめるでしょう。
Dキュービック計画はギークに受けてるけど、堅気の商売じゃないよね。
モバイルは携帯周りに集約され、ネットワーク家電はテレビ周りに集約される(ギークは除く)。これが常識的な見方じゃないかなあ?

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